「吉荒に書かせてみた#1」【レビュー】液タブ「Cintiq Pro 13」でネーム制作は早くなるのか?アナログからデジタルへの移行はスムーズか?

ある日のこと

 

 

上司

ひーっ!忙しい忙しい!まったく猫の手も借りたいくらいだよ

 

戒能

すみませんwebマーケティング部です。コンテンツを増やしたいのでおたくの部署でブログ記事を書いてほしいですが

上司

えぇ!?ブログ!?

 

上司

こんな忙しい時になんて面倒なことを…だれかこんな面倒なことでも引き受けてくれるひとがいないかな…

上司

おっ?

上司

(チラッ)…

吉荒

え?…(嫌な予感)

 

 

上司

吉荒さーん、君にしか頼めないことがあるんだ

吉荒

え?な…何ですか?

 

吉荒

えぇブログですか!?
そんな…やったことないですし…もっと他に適任が…

上司

いやいや吉荒さんにしか頼めなくてね。じゃ、お願いね!

吉荒

えっ!?そんな…

 

 

吉荒

どうしよう…ブログなんて書いたことないし…
私なんかにできるのかな…
でも頼まれた仕事だし…やれることはやらないと…

 

 

 

 

カチャカチャ…

 

齊藤

大丈夫かな吉荒さん…いつもふわふわしてる感じなのにブログとか書けんのかな…?

 

 

~数日後~

 

 

吉荒

ざっと作ってみたんで確認してください!

上司

(お、やった!)はーい

 

上司

どれどれ…

 

 

 

上司

これは!?!?

 

上司

スゴイ…

 

上司

あの吉荒さんが…こんなイケイケな文章を!?

 

上司

こいつはブログを書くと性格が変わる、まるでこち亀に出てくる本田のようなキャラクターだったってことかぁ!!
とんだクレイジー野郎だったってわけだ!!

 

 

 

上司

こいつは面白いことになるぞ…!!

 

 

 

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皆さんこんにちは! トレンド・プロの吉荒です。
私たちはアドマンガ(広告に使用するためのマンガ)を制作している会社で、お客様からご注文いただいた後、漫画家さんへ依頼をかけ、漫画の編集作業を行っています。起業から30年、おかげさまでお仕事もゾクゾクいただいている毎日!!

 

そんな弊社には強力なお助けマン、
爆速の川内さんというネームライターがいます!

 

紙と鉛筆があればいつでもどこでも爆速でネームを描き上げてくれる美人ネームライター
修正の多いマンガでも嫌な顔一つせず、快く爆速で仕上げてくれる…
しかも驚くべきことにアナログ作家なのにデジタル作家並みに速い…

 

 

そんな彼女の姿を見ながら 私は ふと 思ったのです。

 

 

 

 

広告マンガに必ず発生するのは「修正作業」!!
アナログで漫画を描くと、その修正の手間が倍以上かかる!!!!と私は思うんです。

 

修正するときは消しゴムで紙が破れたりしないように消して、
描くときも鉛筆の炭で紙が汚れないように描いて、
夏場は汗で紙がふやけ、
東に修正があれば、修正箇所だけを綺麗に消す努力をし、
西にページの追加があれば、丸々書き直し…
雨にも風にも心が負けそうな作業効率がアナログの欠点。

 

いやでも、これだけ技術が進歩して
定期もクレカもゲームも全っっ部スマホに入っている時代におかしくね?

 

むしろ未だにアナログで描いてるって川内さんは修行僧?
ねえねえそこのとこどうなの なんでデジタルにしないの?

 

と、バリバリデジタル世代の私は主張したい!!!!!

 

 

 

ということで本人と話してみました。

 

 

 

吉荒

スマホがあれば無人島でもサバイバルできそうなこのデジタル時代に、どうしてアナログでマンガ描いてるんですか?石器時代への憧れですか?

 

川内

うるさい 誰が原始人じゃ

 

吉荒

そこまでは言ってない…(思ってるけど…)

 

川内

ん~~、やっぱアナログで描きなれてるからかなぁ…。なんかデジタルって描き心地悪そうだし。アナログで描く方がなんかそれっぽいじゃん?

 

吉荒

いやいや!それは間違った先入観ですよ!
ていうかただでさえ爆速の川内さんが、いまだにアナログにこだわってるのって、めっちゃ勿体ないですよ!宝の持ち腐れですよ!

川内

いやでも、今からデジタルに移行するのって大変でしょ?ただでさえ慣れてないのに…
移行するのに時間がかかるくらいなら、その時間に描いちゃった方が絶対いい。(断言)

 

 

吉荒

なるほど、川内さんの主張はわかりました。でもやっぱり、試しもしないうちにあきらめるのは勿体ない…!!これは真実じゃないですか!?

 

川内

まあそうだけど……

 

吉荒

ねえ!社長!!

 

川内

え、社長!? いつからいたんですか? まさか……

 

吉荒

社長~!
爆速の川内さんにデジタル機材を与えて、神速の域に到達してもらいましょうよ~!

 

社長:いんじゃない?買っちゃえばいいじゃん?
川内さんは検証してみて。

 

川内

(ハメられた…)

 

 

ということで…

 

液タブ「Cintiq Pro 13」でネーム制作は早くなるのか?アナログからデジタルへの移行はスムーズか?
を検証してみました!
(※実際の流れはここまで軽くはありません。)

 

こちらが今回の検証で導入した液タブ「Cintiq Pro 13」です…。

デザインチックで外箱がかわいい!!

 

中を開けると…

 

 

超コンパクト!!

手を大きく使えるので、描きやすそう!肩も凝りにくそうです。

 

吉荒

川内さん、どうですかぁ?デジタルのありがたみは伝わりましたぁ?神速、いっちゃいますぅ?

 

川内

全体的にうるさい。 まあでも、思ったよりはスムーズに移行できますね

 

吉荒

ほうほう それでそれで?

 

川内

あとは修正が圧っっっ倒的に楽!!!!!! ペッて丸く囲って、ギュッと動かせばもう修正終わってるじゃん!!

 

吉荒

(何を言ってるんだろう…)

 

川内

まあ紙で描く感覚の方が好きだけど、描き心地も悪くはないしね…

 

という感じで、

実際に一本ネームを仕上げてもらって意見をまとめたところ、このような結果に!!

 

 

 

 

ちなみに、この検証中、お客様とのやり取りの中でも良いことがありました。

良いことがあった段階というのが、この段階。

 

 

漫画制作において一番修正が多くなる魔の段階「ネーム(マンガのラフのようなもの)」。

 

打ち合わせでは理解できていたはずなのに、直すときによくわからなくなったり…

修正の結果がすぐ確認できないから、何度も修正が発生したり…

 

修正が簡単なデジタル作業でも、やっぱり修正の数は減らしたい!!!

 

川内

えぇい!仕事が終わらんっっ!!!!

 

吉荒

溜まってますね~…… ほら、でもデジタルならあれやっちゃえばいいんじゃないですか?

 

川内

あれってなんやねん!!!!

 

吉荒

(マジで大変そうだな…)

お客さんに直接見てもらいながら直せばいいんですよ

その名も秘技!!「画面共有してその場でネーム修正の術」!!!

 

 

川内

秘技という割に絵が素朴。 あ、でもこりゃ楽だわ 速いわ

 

吉荒

というね、デジタルならこんな事も楽にできちゃうんですよ…。

 

川内

この液タブ、家に持って帰ってもいいですか?

 

吉荒

ダメです。あとめちゃめちゃ気にいってるじゃないですか…。

 

 

 

 

 

以上、「液タブ「Cintiq Pro 13」でネーム制作は早くなるのか?アナログからデジタルへの移行はスムーズか?」を検証した結果…

という結果に!

 

個人個人、自分に合う作業方法はもちろんありますが、

一度デジタル移行を試してみるのもアリなんじゃないですか?

 

 

 

最後に…

 

株式会社トレンドプロでは、登録作家を募集中です!

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私たちと一緒に漫画を作ってくれる人、大募集!!是非上記のURLより、ご連絡ください!