コミカライズ編集者は普段どんなネットニュースを読んでいるのか

トレンド・プロ出版編集部の檜山です。

 

 

 

みなさんは、メディアの記事を読みますか?

ネットニュース、新聞、雑誌……それらの記事は読むでしょうか。

 

私は読みます。

読む、というよりも、読もうとしています。

社会の動向を知るためであったり、好奇心を満たすためであったりもしますが、最大の理由は読んだ記事の数が私の業績評価に組み込まれているからです。

(なんて恐ろしい上司…!)

 

もちろん、社員教育の一環で強制ではありません。

むしろうっかり自分で宣言してしまったから設定されたのですが、設定したからにはやり切らなければなりません。(評価のために)

 

 

というわけで、ビジネスコミック編集者(つまり私)が、普段どんな記事をチェックしているのかご紹介したいと思います。

 

 

 

■日本人の英語は長い! 「3語」で伝える10のコツ

https://diamond.jp/articles/-/187033

 

出版業界には「ヒットしたら必ず続編が出る」という法則があります。

30万部を突破した『会話もメールも 英語は3語で伝わります』も、その法則通り続編ができるようです。この記事では、押さえておくべきコツが端的にまとめられていて分かりやすいです。

「難しいイディオムは覚えなくていい」

「構造がわかりにくいIt is 構文は使わなくていい」

「遠回しな受動態は使わなくていい」

そう言われると、気持ちがだいぶ楽になりますね。

 

ビジネスコミックは、ヒットしたビジネス書をコミカライズしていることがほとんどですから、こういった続編が出るような書籍の動向はこまめにチェックしています。

 

 

■累計190万部突破、隠れたベストセラー『5分後シリーズ』の秘密

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58496

 

小学生(高学年)を対象とした、学研の『5分後』シリーズをご存知でしょうか。

児童書の棚から卒業してずいぶん経つので、私はこの『5分後シリーズ』を読んだことがありません。

ただ「5分後」という明確な数字がでてくるのはちょっとビジネス書っぽいですね。小学校の朝の時間に読むことを想定して、というのも非常に具体的な読者設定でビジネスコミックでも応用できそうな着眼点です。

 

──(小学校中学年以上の男子を狙っても売れないと言われているけど)本は、値段やタイトル、装丁が少し違うだけで売れたりもしますから、一度自分でやって「本当なのか?」を確かめてみたかった

 

シリーズを立ち上げた経緯についても、非常に意欲的で、ハッとさせられました。

ビジネスコミックはジャンルとして定着して日が浅いですが、それでもすでに定石があります。定石を崩すことをねらう、意欲的な作品にもどんどん関わっていきたいですね。

 

 

■「旦那観察日記」で新境地を開拓。はあちゅうに“日常をコンテンツ化する秘訣”を聞いた

https://r25.jp/article/617166329917743210?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=share_on_site&utm_content=pc

 

…社会人2年目の私は、「新R25」のターゲット層ど真ん中です。

そのせいか、刺さる記事も多いですが、最近のものだとはあちゅうさんのこの記事。

記事を読み終わった後に出てくる写真がとっても素敵なんです。

最後の写真だけ見るのではなく、是非記事を頭から読んでいただきたいです。

 

 

■外国語で考えると倫理的基準が変わる

https://wired.jp/2014/06/12/oreign-language-morality/

 

…「1人を殺せば5人の命が救われるというときに、あなたならどうするだろうか?」

倫理観と合理性を揺さぶる、典型的な問題です。

この記事は、上記の質問を「母語で質問され母語で答える場合」と「第2外国語で質問され第2外国語で答える場合」だと、1人を殺すと選択した人の割合が異なる、という内容です。

果たしてどちらの方が、殺人を選ぶ割合が高くなるのでしょう。

答えは是非、リンク先の記事で確かめてください。

 

 

 

以上、4つの記事を紹介いたしました。

今後も面白い記事が溜まってきたら、定期的に紹介していきます。